屋上緑化を行うにあたり注意したほうがいい問題点


地震荷重を考えて緑化を進める

屋上緑化は地球環境にやさしいと評判が高く、都市圏で取り入れる企業やビルオーナーが増えています。しかし、問題点があるため、問題点を解決できるための策を考えてから実行に移すとさらに効率よく緑化につながることができるでしょう。屋上緑化を考える際、建物の強度も考慮しなければなりません。特に地震荷重のことを考えずに緑化を進めてしまうと、後から大変なことになる可能性が高いです。地震の時に建物が揺れる時、建物を揺らす力は建物の重さに大きく影響を受けているのです。地震荷重とはその時に建物が耐えられる荷重となっています。屋上にあまり重い庭園などを造り、地震で倒壊してしまう危険が伴わないよう、設計時点で地震荷重と緑化計画についてビルオーナーと企業側、建築業者が積極的に話し合うことが必要です。

定期的な手入れなどが必要となる

屋上緑化は魅力的ですが、植物を植えるにあたり防水処理を行わなければなりません。アスファルトやコンクリートのような防水が理想となっていますので、建築する前に業者に確認を取ることが必要です。また、植物の根は思っているよりも強靭であるため、植物の根が防水部分を突き破らないよう根に耐えうるシートを敷くことも検討してください。敷いていないとあとから植物の根によって、屋上の部分に悪影響を及ぼす可能性が高いからです。また、定期的な排水処理も必要となるため、専門業者と定期清掃の契約を結び、植物の世話だけではなく排水部分に関しても定期的に掃除を行うことを忘れないでください。

屋上緑化は強風による影響を受けやすいと言われています。そのため、ネットなどを使って植物や土が飛ばないように対策をする必要があります。